徒然なる儘に ・・・ ⑤

心機一転、新たにブログ再開です💕 雑談を書くことも多いですけれど・・・(主に、電子ゲーム・ネタ💕)、残りは【新聞記事】にコメントを入れています💕

東京新聞社 《筆洗》令和五年八月十二日 (土曜日) ⇔ 太平洋開戦日は、昭和十六年十二月八日 (筆洗)の筆者さんは読めていらっしゃる・・・以前にも蝉の抜け殻のお話があったけれど、天界をご存じの可能性が!

敵艦に体当たりを図る特攻隊員は、本当に志願に基づき選ばれたのか

 

▼近著に『「特攻」のメカニズム』がある社の同僚加藤拓記者の取材に、送り出した側の元上官のほとんどは「志願」と声を揃(そろ)えたが、操縦席に座った元隊員には「命令」と受け止める者もいたという。

 

「命をお国にささげる時が来た。志願する者は署名して提出せよ」と訓示され、一人が「志願しよう」と言いだして全員が倣ったが、それは志願と呼べるのか-。傍(はた)からは怪しく見える「志願制」は組織上層部の責任回避が目的だったらしい

 

▼今回、上層部の関与はなかったのか。コロナ関連のコールセンター事業を受託した近畿日本ツーリストが人件費を水増し請求。元支店長ら四人が逮捕された。

 

社長は会見で組織ぐるみを否定した

 

 

▼過大請求は静岡支店などが舞台。最大約五十自治体の計九億円に上る。弁護士らの調査委員会は、組織全体の利益追求偏重や法令順守軽視を指摘。支社幹部から管内各支店長へのメールには「利益を死守するように」とあったという

 

▼一線を越えよとの命令はなくても、無慈悲な圧力で人に誤った選択をさせる-。特攻とも重なる、日本の組織にありがちな悪弊と思える

 

 

▼先の著書は「終戦を境に、日本の社会構造は過去の負の遺産を断ち切ったわけではない」と語る。

 

戦争を考えることは今の私たちを考えることなのだろう。