徒然なる儘に ・・・ ⑤

心機一転、新たにブログ再開です💕 雑談を書くことも多いですけれど・・・(主に、電子ゲーム・ネタ💕)、残りは【新聞記事】にコメントを入れています💕

<コラム 筆洗> 2023年9月28日 07時00分

1929年、世界恐慌が起きた当時の米大統領ハーバート・フーバーはあまり笑わぬ人だったらしい。写真を確認するとどの顔も機嫌が悪そうで、お世辞にも陽気な人とは思えぬ▼28年の大統領選で陣営はフーバーの無愛想な顔に苦労した。これでは人気が出ない。ある日、選挙対策チームの一人が気づいた。フーバーさん、飼い犬と一緒にいるときだけは顔が優しく、穏やかになる。陣営は大急ぎで犬とフーバーの写真を大量に配り、しかめつらのイメージを改善した▼ホワイトハウスで暮らす、こちらの犬は大統領を笑顔ではなく心配顔にさせているようである。2歳オスのジャーマンシェパードコマンダー。「司令官」とは立派な名だが、大統領の警護官にかみつく事故をたびたび起こしているそうだ▼先日もまた、やらかし、これで11回目とは警護官もたまったものではない。議会対応で共和党に手を焼く大統領だが、このままでは飼い主としての指導力も問われよう▼「われは虎いかになくとも犬はいぬ」。犬にかまれないためのおまじないを警護官に教えたくなるが、犬の方にもかむ事情があるはずだ。人の出入りが多い、ホワイトハウスでの暮らしはやはり、若い犬にはストレスなのかもしれない▼フーバーさんを助けた犬。一時、ホワイトハウスで暮らしたが、まわりとなじめず、かわいそうだとよそに移された