徒然なる儘に ・・・ ⑤

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入学後の満足度が高い大学ランク 京大抜き東北大2位の理由 2024/1/28 13:00

東北大学

進学校の進路指導教諭は、どのような大学を評価しているのか、さまざまな視点から見ていこう。最終回は、「入学後、生徒の満足度が高い大学ランク」をお届けする。

大学通信は毎年、全国約2000進学校の進路指導教諭にアンケートを実施し、お勧めの大学を聞いている。2023年は645校からの回答があり、アンケート項目別に5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次を4ポイント…として集計した。

これから本格化する一般選抜を勝ちぬき、入学した大学に満足している生徒が多いのはどこなのか。「入学後、生徒の満足度が高い大学ランク」は、1位東大、2位東北大、3位京大と昨年と同じ大学が同順位で並ぶ。いずれも難関国立大であり、第一志望とする受験生が多い大学なので、当然の結果といえよう。

ただ、単純な難易度比較では東北大と京大の順位が入れ替わってもよさそうなものだが、難易度を飛び越えて、東北大が上位にランクインする要因について、予備校関係者は、こう話す。

「東北大は総合型選抜で3割の学生が入学する。大学の施設や教育・研究環境についてしっかりと調べ納得して受験する生徒の多さが、満足度が高い一因となっている」

7位の筑波大も学校推薦型や総合型選抜の定員が多い大学であり、東北大同様に志望大学についてしっかりと調べて受験する生徒の多さが、順位に反映されているようだ。

ランキング全体を見ると旧帝大が強く、13位の名古屋大を除く6大学がランクイン。筑波大も含め難関国立大が多いのは、大学入学共通テストを5教科7科目頑張って、さらに難易度が高い2次試験対策をやり切った達成感が満足度につながっているのだろう。

難関国立大が上位に並ぶ中、意外に順位が低いのは、一橋大(14位)と東京工業大(19位)。東大が本命だったが力及ばず、文系なら一橋大、理系なら東工大に志望変更した受験生の影響かもしれない。

私大では4位に最難関の早稲田大が入る一方、慶應義塾大は9位早慶の間に明治大が割って入っている。受験アナリストは言う。「社会科学系を目指す女子が増えており、そうした女子の中で明大を第一志望に考える傾向が強まっているようです。同じことは法政大(19位)などにも言えます」

最難関ではないが、第一志望に考える女子が多いキリスト教系の大学も強く、10位に青山学院大、ベスト圏外ではあるが12位に立教大が入っている。

ベスト10に入った私立大はいずれも東京の大学で、近畿の私立大は15位の同志社大が最上位。国公立大志向が強い近畿では、京大や阪大の押さえとして同志社大を併願する受験生が多い。近畿圏最難関私大の同志社大でも、旧帝大との比較では分が悪いことが、順位が上がりにくい要因となっているようだ。(大学通信・井沢秀)