徒然なる儘に ・・・ ⑤

心機一転、新たにブログ再開です💕 雑談を書くことも多いですけれど・・・(主に、電子ゲーム・ネタ💕)、残りは【新聞記事】にコメントを入れています💕

余録 毎日新聞 2023/11/5 東京朝刊 682文字

鎌倉時代、元が日本に侵攻した元寇(げんこう)の様子を伝える「蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)」は、歴史教科書でもおなじみの絵巻物だ。御家人竹崎季長(たけざきすえなが)が自らの武功を描かせたとされる

竹崎季長は何をした人ですか?
 
 
竹崎季長」(たけざきすえなが)は、鎌倉時代中期の武士です。 2度にわたる元寇襲来の際に戦った御家人のひとりであり、日本にとって不利な戦況の中でも大きな功績を挙げました。 この元寇で、自分が戦う様子を描かせた絵巻物が「蒙古襲来絵詞」(もうこしゅうらいえことば)。

 

 

▲所蔵する皇居三の丸尚蔵館(しょうぞうかん)で、一部が公開されている。同館が宮内庁から国立文化財機構に移管されて初の特別展で、見どころのひとつだ。折しも東京・永青(えいせい)文庫でも、江戸時代に作られた模本を12月初めまで展示している。原本、模本ともに鑑賞できる機会である▲元寇を巡っては、長崎県松浦市鷹島(たかしま)沖の海底で最近、元寇船らしき木材が見つかった。すでに2隻の船体が一帯で確認されている。同市は元寇の戦跡や、戦いに参加した武士の出身地などゆかりのある自治体によるネットワークづくりを進めている

 

 

▲2度侵攻した元軍が、嵐のため一夜で撤退したり壊滅したりしたという「通説」にも見直しが加えられている。服部英雄・九州大学名誉教授は著作

「蒙古襲来と神風(かみかぜ)」(中公新書

www.chuko.co.jp

 

で、最初の文永(ぶんえい)の役(えき)(1274年)について、嵐のため元が一夜で撤退した証拠となる記録はないと指摘する。弘安(こうあん)の役(81年)も大型台風とみられる悪天候が元軍に大きな打撃を与えたが、その後も戦闘は続いたと検証した

 

 

▲戦前の「神風が日本を救う」という、いわゆる「神風史観」を生むことになった学説に関し、同書は「多くの人が信じてきた蒙古襲来像は虚像、偶像なのだ」と論じる

 

 

▲今も、歴史や地域のテーマであり続ける元寇。来年は、文永の役750年を迎える。