徒然なる儘に ・・・ ⑤

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トランプ氏独走の共和党指名争い、ヘイリー氏が「強い女性像」で2位へ勢い 2023/11/05 16:20

 【ワシントン=淵上隆悠】2024年米大統領選の共和党指名候補争いは、トランプ前大統領がトップを独走する陰で、じわりと浮上したニッキー・ヘイリー元国連大使フロリダ州のロン・デサンティス知事と2位争いを演じている。予備選・党員集会が目前に迫り、各候補はわずかな勝機をつかもうともがいている。

ごぼう抜き

 

ニッキー・ヘイリー氏(10月30日)=ロイター
ニッキー・ヘイリー氏(10月30日)=ロイター

 「ヘイリーの勢いは本物だ。この競争は男女一騎打ちの構図となった」

 ヘイリー氏の陣営は3日に発表した声明でこう強調し、党指名レースを勝ち抜くチャンスがあるのは、主要候補で唯一の女性であるヘイリー氏とトランプ氏に絞られたと訴えた。

 米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス(RCP)」がまとめた全国の世論調査平均によると、ヘイリー氏の支持率は8・3%。トランプ氏の59・3%には遠く及ばず、デサンティス氏の13・4%も下回る。それでも強気を貫けるのは、「序盤州」で人気が高まっているためだ。早期に予備選・党員集会が行われる序盤州は、全米の注目が集まりやすい。

 伝統的に最初の予備選が行われるニューハンプシャー州で、ヘイリー氏は2位につけている。9月上旬は7位だったが、「ごぼう抜き」を見せた。来年1月15日に最初の党員集会が行われるアイオワ州でも好調だ。RCPの集計では3位だが、有力地元紙デモイン・レジスターの最新調査では16%を集め、デサンティス氏と2位で並んだ。8月の調査から10ポイントも伸ばした。

国連大使の経験

 

 米メディアは、ヘイリー氏の人気上昇の要因に「強い女性像」を挙げる。8月の候補者討論会では、「言ってほしいことがあるなら男に、やってほしいことがあるなら女に頼みなさい」と訴えたことが脚光を浴びた。「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャー元英首相の言葉だ。

 国連大使を務めた経験から、外交政策に明るいのも強みだ。ウクライナ支援に積極的で、後ろ向きなトランプ氏やデサンティス氏とは異なる姿勢を鮮明にしている。

1強に危機感

 

 一時はトランプ氏の強力なライバルになると見られていたデサンティス氏は、トランプ氏の支持層を切り崩せず、失速気味だ。ヘイリー氏にも批判の矛先を向けるが、再浮上にはつながっていない。過激な主張で注目を集めた実業家のビベック・ラマスワミ氏も、ここに来て伸び悩んでいる。マイク・ペンス前副大統領が10月28日に撤退を表明するなど、「トランプ1強」の構図はますます際立っている。

 トランプ氏の復権を警戒する共和党穏健派の一部は、指名レースの現状に危機感を募らせている。一昨年11月に劣勢をはね返してバージニア州知事選を制したグレン・ヤンキン氏をはじめ、出馬を表明していない実力者への待望論が尽きない。