徒然なる儘に ・・・ ⑤

心機一転、新たにブログ再開です💕 雑談を書くことも多いですけれど・・・(主に、電子ゲーム・ネタ💕)、残りは【新聞記事】にコメントを入れています💕

<コラム 筆洗> 2023年11月6日 07時02分

「不幸鳥」とはあまりよい名ではない。フクロウの別名である。ローマ神話でフクロウといえば、知恵の神様、ミネルバに仕える鳥で、知性の象徴だが、平安時代のわが国では「不幸」の鳥だったようだ

 

▼不幸とは親不孝のことらしい。かつての中国ではフクロウは親を食べてしまう鳥だと考えられていたそうで、この影響という。父や母を食らうから「フクロウ」。そんな怪しい言い伝えもある。狩りの能力が高く、食欲旺盛なため親まで食べてしまうと勘違いされてしまったか

 

不本意な別名を背負ったフクロウが「ホホウッ」と関心を示す話題か。米国の鳥学会が米国やカナダに生息する鳥の名の変更に取り組むそうだ

 

▼19世紀に名付けられた鳥の名には人の名にちなむものがあるが、中には、黒人差別や女性蔑視の傾向があった人物の名も含まれている。こうした人物をたたえるような形で鳥の名に残すべきではないという意見を受け、見直しに踏み切った

 

南北戦争で南軍を率いたリー将軍銅像が撤去されるなど、過去の行いといえども差別的な人物を決して許さないという風潮とも関係があるのだろう。差別主義者だったと伝わる神経科ハモンドの名を持つ、ハモンドメジロハエトリなど約80羽の名称変更が検討されているという

 

▼今度は鳥の特徴から名を付けるそうだ。鳥たちは差別という鳥かごからはばたけるか。