3人連れの旅行客が宿に泊まった。宿泊料は計30円。1人10円ずつ出し合った。
▼帳場から「これはサービス」と5円を返すよう言われた従業員は、そのうち2円を懐に入れ、3円を客に渡した。客の負担は1人9円ずつで27円、従業員がごまかした2円を足しても29円にしかならない…。小説『特別阿房列車』で、作者の内田百閒にお供の山系君が語った「消えた1円の謎」である。
▼永田町では、随分と大きな金額が行方をくらましたらしい。自民党派閥の政治資金パーティーを巡り、持ち上がった裏金疑惑である。各派閥ではノルマを超えパーティー券を売った議員に、超過分の一部または全額を還流する習わしがあるとされる。それらの出納に関し、一部が収支報告書に記載されなかった可能性があるという。東京地検特捜部は調べを進めている。
▼何があったのか、何もなかったのか。解明に向けた自民党の腰はまだ重いようである。最大派閥の安倍派では、報告書に不記載の還流分が昨年までの5年間で数億円に上るとみられている。規制の強い企業献金と比べ、パーティー収入は使い勝手のよい代用品とされてきた節もある。「消えた○億円」を前に岸田文雄首相の覚悟のほどは誰もが知りたかったことだろう。
▼その答えというわけか、自身の率いる岸田派を離れると聞く。「政治とカネ」に背を向ける猶予のないことは低い支持率が教えている。首相の胸にある計算式はこんなところか。<他派閥の出納までは分かりかねる。さりとて国民の目は厳しい。とりあえず派閥色だけは消しておけ>と。正解は知る由もない。
▼自身の存在感まで消えては元も子もないが、ことが出納の問題ゆえに、「水遁(すいとん)の術」と名付ける。ドロン。
等で、談合を繰り返し、裏金で取引したのかね❓
冷笑
今年・来年の石川県は暖冬で、禄に雪が降らず、石川県のスキー場は、閑古鳥が啼くと想うけれどね。
アハハ!
可哀想だと想って黙っていたが、産経抄の執筆者は、傷心に弱く、疵付きやすいのを隠しては、文体武装が多すぎるよ。
正直、あなたこそ、心の疵があるのか、性格がひん曲がっていて、正直、産経新聞社の貌としては、面汚しだと想うけれどね。
世間ずれが酷すぎ!
じゃ