イタリアの政治思想家マキャベリは、戦争や疫病など激動の時代に注目される。主著『君主論』は地元の統治者に自身を売り込む「就活論文」だったが、後世でも時々の危機状況に合わせて読まれてきた。政治資金パーティーで自民党が大揺れのなか、改めてひもといた
ニッコロ・マキャヴェッリ(イタリア語: Niccolò Machiavelli, 1469年5月3日 - 1527年6月21日)は、イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。
▼「自分より強い有力者と組んで攻撃してはいけない」「誰を側近に選ぶかは少なからず重要だ」。このくだりに岸田首相の顔が浮かんだ。党内基盤が強固でないとはいえ、最大派閥・安倍派への依存で政権の安定を図ってきた。その選択は正しかったのか
▼首相は、今春の安倍派パーティーで松野官房長官や萩生田政調会長らの名前を挙げ、「岸田政権の屋台骨」と持ち上げた。同派所属の政務三役は15人にのぼり、骨組みは崩壊しつつある
▼これも派閥のおごりのなせる業か。「頭悪いね。これ以上、言いませんと言っているじゃない」。衆院議員の谷川弥一氏が一昨日、報道陣へ放った言葉だ。自身の4千万円超の疑惑を問われ、紙を読み上げた。重ねて質問されると開き直った
▼疑惑では安倍派以外の名前もあがっており、党全体の問題だ。「適切なタイミングで適切に対応を」と述べた首相は、わかっているのか。パーティー券も派閥も億単位の裏金も、一般庶民の感覚からはかけ離れていることを
▼マキャベリは、賢者を選び助言を受けよと説いた。だが、最後に決めるのは指導者自身である。「自分だけで、自分なりの方法で、決断を下さねばならない」
※ALS患者さんがNHKの7時からのTVで放映していて、脳波のみで、何を想起しているのかが、的確に判明する高度技術を医療として、役立てたそうですけれど。
軍事転用されたら、最早、これまで、としか表現のしようがないね・・・
結局、天声人語にもあったけれど。
「人」が此の世を創ったという、科学思想主義という、極端な科学思想は、或る意味、先人の教えを無視した、数十年の飛躍的なIT技術の進歩というアドケナサを遺した大人の戯言で、気づいたら、人類が滅亡していたとは嗤えない、科学者たちの無邪気さであるよね・・・