18世紀に活躍した高名なドイツ哲学者カントが唱えた「真善美」という観念がある。 カントは、人間の精神は「知(知性)」と「情(感情)」と「意(意志)」、すなわち「知情意」で構成されるとの考え方を広めた学者でもある。May 16, 2021
「真善美」とは哲学用語で人間の理想や追求目標となる普遍的な価値観である。 ・「真」は学問や知性・「善」は道徳や意思・「美」は芸術や感性の、それぞれの理想の姿を示す。 逆の言葉と対比させると、わかりやすい。 「真⇔偽、善⇔悪、美⇔醜」。Jan 18, 2021
旺文社世界史事典 三訂版 「プラトン」の解説
彼はイデア論をたて,個体の概念的本質であるとともに個体を超越して存在する普遍的な真の実在「イデア」を唱え,世界を非実在の現象界,真実在のイデア界の二元論で解明し,観念論哲学の体系を創始した。 著作も多く,ほとんどは対話編でソクラテスなどの登場人物に自分の思想を語らせている。