徒然なる儘に ・・・ ⑤

心機一転、新たにブログ再開です💕 雑談を書くことも多いですけれど・・・(主に、電子ゲーム・ネタ💕)、残りは【新聞記事】にコメントを入れています💕

正義は時に国を亡ぼす 2024/1/27 05:00

自民党役員会に臨む(左から)茂木敏充幹事長、岸田文雄首相、麻生太郎副総裁(春名中撮影)

尾籠(びろう)な言葉で申し訳ないが、「目くそ鼻くそを笑う」のたぐいではないか。自民党の派閥によるパーティー収入不記載事件をめぐり、茂木敏充幹事長が安倍派の幹部に、自ら政治的責任を取るよう求めている件である。グロテスクなトカゲの尻尾切りにしか見えない。

 

尾籠(びろう)」とは「不潔」「わいせつ」「無礼」などを意味しています。2021/05/02

 

 

▼この問題では、岸田派の元会計責任者も立件された。「事務処理上のミスの積み重ね」。昨年12月まで派閥会長だった岸田文雄首相は述べていたが、事務的なミスなら通常立件はされない。にもかかわらず首相は、今月25日には安倍派を念頭に人ごとのように語った。「まずは関係者に明確な説明責任を党としても促していく」

▼茂木派も今月、政治資金パーティーの収入のうち計280万円を記載していなかったとして、総務省に訂正を届け出た。比較的少額ならOKという問題だろうか。安倍派幹部に離党や議員辞職を求めるならば、「まず隗(かい)より始めよ」である。首相と茂木氏が離党したらどうか。

 

「先従隗始』から生まれた格言は『隗より始めよ』。 読み方は、「まづ かいより はじめよ」と読む。 その意味は「言い出した者から実行せよ」で、物事を行うときは、まず身近なことから始めるべき、という教えになっている。

 

 

 

 

▼疑心暗鬼を生ず。派閥存続を決めた麻生派からはこんな声が聞こえる。「首相は麻生派を解散に追い込み、麻生太郎副総裁の力を落とそうとしている」。同じく茂木派では小渕優子選対委員長や、関口昌一参院議員会長らが派閥を抜けることになった。既に解散を決めた二階派議員はいう。「茂木氏は策士策に溺れた

 

さくしさくにおぼれる謀略に富んでいる人物は、あまりに先を読み過ぎてかえって失敗するものであるというたとえ

 

 

 

▼26日開会の今国会の最大の焦点は、政治改革なのだという。もとより政治資金収支報告書にきちんと記載しなかったことはとがめられて当然だが、憲法改正も安定的な皇位継承案策定も外交も滞らせて、最優先すべき話なのか。

▼コラムニストの山本夏彦氏は記す。「汚職は国を滅ぼさないが、正義は国を滅ぼす」。後世に残したい名言である。

 

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