徒然なる儘に ・・・ ⑤

心機一転、新たにブログ再開です💕 雑談を書くことも多いですけれど・・・(主に、電子ゲーム・ネタ💕)、残りは【新聞記事】にコメントを入れています💕

<コラム 筆洗> 2024年2月12日 07時06分

昭和40年代の話だろう。作家の三島由紀夫が深夜、講談社の「少年マガジン」の編集部にやってきたそうだ。編集部員はさぞ驚いたに違いない。なにかと思えば「マガジン」がほしいという。三島は毎週、欠かさず発売日に買っていたが、この日は映画の撮影のため、買いそびれてしまい、直接、買いにやってきた(『サンデーとマガジン』大野茂)

 

▼当時ならお目当ては『あしたのジョー』か。今週のジョーと力石はどうなるか。出来のよい連載漫画には読まずにはいられない魅力がある

 

▼待ち切れないファンの心を悪用した新たな犯罪だろう。「少年ジャンプ」(集英社)を発売日前に手に入れ、画像をインターネット上に公開したとして外国籍の男2人が著作権法違反の疑いで逮捕された

 

▼こうした不法行為を「早バレ」というそうだ。子ども時代、あの店は1日早く売るとのうわさを耳にして、遠くのたばこ屋さんに走った記憶が当方にもあるが、ネット上で公開されては、出版社も漫画家もたまったものではあるまい

 

▼「早バレ」の画像には翻訳もあったという。日本漫画の「続き」が国際的にも待ち遠しい存在になっているのだろうが、「早バレ」や勝手にネットに公開する「海賊版サイト」を許せば業界や漫画文化自体が成り立たない

 

▼違法な「早バレ」を決して閲覧しないことだ。待ち遠しき、「続き」を守るために。