徒然なる儘に ・・・ ⑤

心機一転、新たにブログ再開です💕 雑談を書くことも多いですけれど・・・(主に、電子ゲーム・ネタ💕)、残りは【新聞記事】にコメントを入れています💕

(天声人語)ウクライナ侵攻2年 2024年2月24日 5時00分

ちょうど2年前のきょう、ウクライナの国民的作家アンドレイ・クルコフ氏は爆発音に跳びおきた。キーウ市内に着弾したミサイルだ。午前5時に3回、そして1時間後にさらに2回。「(ロシアとの戦争が)始まったのはもう明白だったが、それを信じたくはなかった」

ja.wikipedia.org

 

▼著書『侵略日記』にそうある。作家はときに、愛するウクライナの歴史や言語の複雑さにも思いをめぐらせながら、半年余りの暮らしを静かな筆致でつづる。自身も、遠く離れた街への避難を余儀なくされた一人だった

 

 

▼悲しいことにかの地では、この2年で戦争という非日常が日常になってしまった。クルコフ氏がSNSに近況を投稿している。

 

「この戦争は長く続き、それとともに生きることを学ばねばならない」

 

 

▼現地で取材する同僚によると、キーウ市内では直近の1カ月余りだけで空襲警報が25回発令され、計29時間に及んだという。一度発令されれば数時間続くこともある。じゃあね、と友人と別れる時、これで最期かもしれないと一瞬脳裏をかすめる。戦時下に生きるとはそういうことだろう

 

 

プーチン大統領に攻撃されているのは、ウクライナだけではない。ロシア国内で生まれる言論でもあり、国際社会の秩序でもある。それを忘れてはいけない

 

 

▼冒頭の日記でクルコフ氏は、自分たちの一生は「戦前」と「戦中」の二つに分けられたと書いている。「もちろん私たちは皆、いずれ『戦後』という時期も生まれるのを願っている」。一日も早く。