一枚一枚、用紙がつまらぬように手でつかみ、トレーに入れてボタンを押す。ジー、ガガガガ。きちんと相手先まで届いたか。念のため、電話での確認もお忘れなく。そんな古き時代のファクス送信を知る身としては、何とも驚きの事件である▼「爆弾が起爆して大学諸共ポアナリ」。全国の大学や高校などに、爆破や殺害の予告ファクスが送られた事件で、東京農工大の大学院生ら２人が逮捕された。数にして、３０万件以上というから尋常でない▼異様なのは、２人が動機について「恒心教（こうしんきょう）を広めたいと思った」と話していることだ。何かの宗教かと思えば、違うらしい。ネット空間の歪（ゆが）んだ闇でつながりあう、特定の人たちを指す呼び名だという▼小欄が事件を取り上げること自体が、愉快犯を喜ばせるようなことにはならないか。正直言って、逡巡（しゅんじゅん）しながら書いている。ただ、多くの学校で授業が取りやめになり、多くの人が振り回された。もはや、いたずらのレベルではない。これは重大な犯罪だとしっかり指弾しておきたい▼恒心教の攻撃対象となってきた弁護士は、殺害予告をしてきた若者と会ったときのことを著書に記している。理由を問う弁護士に対し、ネット上で注目されるからだと若者は答えたという。「その瞬間は楽しくて、嫌なことを忘れられた」
▼逮捕された大学院生らはコンピューターの技術を学んでいた。その能力を別にいかし、
なぜ、
※何故は、人が問うて、解を得たいのであるが。
何故は、天にはない。
暦通りにしか、「運命」の成せるためである。
何故を人は問う。後悔というのは、人の想いであるけれど。天に後悔はなく、暦なのである。
そもそも、暦は数字の結晶なので、理に適ったことしか起きないのです。
情は、科学的には持ち合わせていないので。
神は人格神である必要条件と十分条件を兼ね添えるわけなのですね。
もっと楽しいことを見つけられなかったのだろう。残念でならない。
