徒然なる儘に ・・・ ⑤

心機一転、新たにブログ再開です💕 雑談を書くことも多いですけれど・・・(主に、電子ゲーム・ネタ💕)、残りは【新聞記事】にコメントを入れています💕

きょうの潮流 2023年11月21日(火)

戦争中、ラジオでウソの戦況を垂れ流し、国民を戦争に駆り立てた大本営発表。ところが、NHKはいまだに戦争責任を検証し明らかにしていません

 

「いつからラジオは時の権力の『御用機関』になってしまったのだろうか」

 

「自分の足元はどうなんだ」。

 

『ラジオと戦争』の著者・大森淳郎さんの問題意識です。30年余ディレクターを務めた後、NHK放送文化研究所でこのテーマと向き合いました。資料と格闘し、当時の職員たちの証言を聞き取ります

 

 

▼同盟通信の配信記事を削除、加筆し「戦果」を伝える。アナウンサーは「雄叫(おたけ)び調」へと変化。戦争協力は「仕方なかった」ではなく、職員らが「全身全霊」をかけていたことが浮かび上がってきました

 

 

▼大森さんには、もう一つ執筆の動機があります。日本軍「慰安婦」を取り上げた「ETV2001」が2001年、安倍晋三氏の圧力によって改変された事件です。大森さんは、検証番組の放送を求める職員有志に加わり話し合いを続けましたが、実現に至りませんでした

 

 

 

▼「身を挺(てい)してでも真相究明のために闘うことはできなかったのか」。自問自答し、戦時ラジオ放送のことは人ごとではない、放送の公共性とは何かを追究したいと思うようになりました

 

 

▼ロシアのウクライナ侵略、イスラエルのガザへの攻撃。国内では軍事費の増額、敵基地攻撃能力の保有と岸田政権の下で進む戦争国家づくり。「新しい戦前」ともいえる現在、メディアはもちろん、市民一人ひとりに問いかけています。