徒然なる儘に ・・・ ⑤

心機一転、新たにブログ再開です💕 雑談を書くことも多いですけれど・・・(主に、電子ゲーム・ネタ💕)、残りは【新聞記事】にコメントを入れています💕

<コラム 筆洗> 2024年5月19日 06時56分

古代ローマの都市ポンペイベズビオ火山の噴火によって、一夜にして壊滅した。<赤い火をふく あの山へ 登ろう 登ろう>-。イタリア歌謡の「フニクリ・フニクラ」(1880年はこの火山の登山鉄道のCMソングである

 

 

▼大ヒットし、勘違いする人も。ドイツの作曲家リヒャルト・シュトラウスはこれをイタリア伝統の民謡と思い込み、自分の曲の中に取り入れてしまった。それほど地元に溶け込んだCM曲なのだろう

 

 

▼<とれとれぴちぴち かに料理><あーらよ、出前一丁>。この人のCM曲だって負けていまい。作曲家のキダ・タローさんが亡くなった。93歳。何も知らない異国の方が聞けば大阪あたりの民謡と勘違いされる…ことはないかもしれないが、時代を超えて広く浸透し、愛されたのは確かである

 

 

▼覚えやすく、高度成長期にマッチした朗らかな曲調。当時の子どもはよく歌った。商品名を曲に乗せるのが巧みで名を売りたいスポンサーには頼りになる人だったはずだ

 

 

▼<アリマヒョウエノコウヨウカクヘ>。昔、兵庫出身の友人がよく口にしていた。聞き慣れぬ文句に民謡か何かかと尋ねて恥をかいた。関西では有名な老舗旅館のCM曲である

 

 

▼漢字だと「有馬兵衛の向陽閣へ」。わずか3秒少々の曲に場所と旅館名と誘い文句の「へ」まで入っている。これも「浪花のモーツァルトの名人芸である。