2024-03-10 同素体・同位体(違い・例・硫黄・炭素・酸素・リンなど) 2017年8月5日 2023年6月23日 雑感 まずは同素体と同位体の定義を確認する。 同素体 同じ元素からなる単体で、化学的性質(反応性など)が異なる物質同士 同位体 原子番号が同じで、質量数の異なる原子同士化学的性質(反応性など)にあまり違いがない 同素体 同じ元素からなる単体で、化学的性質(反応性など)が異なる物質同士を互いに同素体という。 同素体の例としては「酸素(O2)とオゾン(O3)」が挙げられる。この2つは同じ「O」という元素からなる単体だが、色や臭いなどの化学的性質は異なる。 高校化学・化学基礎の同素体の単元では、「S・C・O・P」の4つの元素が多く登場する。 同位体 原子番号が同じで、質量数の異なる原子同士を同位体という。 例として水素を紹介する。水素は、天然に3つの同位体が存在する。 これら3つは、同じ”水素”の仲間ではあるが、質量数が異なっている。原子番号(=陽子の数)が一緒であるにも関わらず質量数が違うということはつまり「中性子の数が異なっている」ということである。