2024年4月21日(日)
きょうの潮流
心地よい風に新緑が揺れる季節。色鮮やかなツツジ咲く公園に子どもたちの歓声がひびきます。穏やかな日常の光景がいつまでも。つよく思わせる日々です
ツツジ(躑躅、映山紅)は、ツツジ科の植物であり、学術的にはツツジ属(ツツジ属参照)の植物の総称である。ただしドウダンツツジのようにツツジ属に属さないツツジ科の植物にもツツジと呼ばれるものがあるので注意が必要である。
主にアジアに広く分布し、ネパールでは国花となっている。また、練馬区など一部の市区町村でもシンボルにされている場所もある。日本ではツツジ属の中に含まれるツツジやサツキ、シャクナゲを分けて呼ぶ慣習があるが、学術的な分類とは異なる。最も樹齢の古い古木は、800年を超え1,000年に及ぶと推定される。季語は春。サツキは夏。
特徴
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d0/Manaslu-Circuit_Rhododendron_Forest.jpg/220px-Manaslu-Circuit_Rhododendron_Forest.jpg)
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/63/Kalmia_latifolia_%2813082525444%29.jpg/220px-Kalmia_latifolia_%2813082525444%29.jpg)
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/38/Rhododendron_kiusianum_in_Ebino.jpg/220px-Rhododendron_kiusianum_in_Ebino.jpg)
ツツジ属の植物は低木から高木で、葉は常緑または落葉性で互生、果実は蒴果である。4月の春先から6月の初夏にかけて漏斗型の特徴的な形の花(先端が五裂している)を数個、枝先につける。また合弁花類である。
ツツジは「躑躅」と書くが、「見る人が足を止めるほど美しい」という言われに由来する。[要検証 ]「躑」と「躅」はいずれも、たちどまる、たたずむ、の意である。
ツツジ属の花の花弁には斑点状の模様が多く見られる。これは蜜標(ガイドマークとも)で蜜を求める昆虫に蜜のありかを示している模様であることがよく知られている。蜜標によって花に潜り込む昆虫による受粉ができるように雄蕊がついており、雌蕊の柱頭は蜜標のある方に曲がっている。
- 毒
- 人間でも花を上手に採ると花片の下から蜜を吸うことができるが、多くの種に致死性になりうる毒成分のグラヤノトキシンなどが含まれ、特に多く含むレンゲツツジは庭木として利用されることもあるので注意しなければならない。中毒症状としては、嘔吐、痙攣、下痢などを起こす。
- 園芸用として交雑種が多く安全な種との見分けは、専門家でもないかぎり不可能で、児童などが中毒を起こす報告がされている。
- 交雑種が多く毒の含有量も様々であるネジキの場合、牛は体重の1%の摂取で死ぬ。
ツツジ属 Rhododendron
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/fe/Tsutsuji.jpg/220px-Tsutsuji.jpg)
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/ea/%E8%96%84%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%AE%E3%83%84%E3%83%84%E3%82%B8.jpg/220px-%E8%96%84%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%AE%E3%83%84%E3%83%84%E3%82%B8.jpg)
ツツジ属(Rhododendron)は大きくヒカゲツツジ亜属(有鱗片シャクナゲ亜属)とツツジ亜属、無鱗片シャクナゲ亜属、セイシカ亜属、エゾツツジ亜属に分類されるが、便宜上常緑性のものの一部がシャクナゲと呼ばれている。すなわち、日本で「シャクナゲ」と呼ばれるものはシホンシャクナゲの仲間(無鱗片シャクナゲ節)に限られ、常緑であってもそれ以外の殆どは「シャクナゲ」とは呼ばない。
ツツジは日本では古くから園芸品種として交配され美しい品種がたくさん生まれた。中でもサタツツジとヤマツツジやミヤマキリシマなどをかけ合わせて生まれたクルメツツジはその代表で種類も多く色とりどりの花が咲き、満開の時期はまさに圧巻である。ヒラドツツジも日本全国でよく見られる大型のツツジで、花も大きく街路樹としてもたくさん植栽されていて、ケラマツツジやモチツツジ、キシツツジなどを親としている。 サツキとマルバサツキおよびその交配種は特にサツキと呼ばれているが、クルメツツジなどと同じく常緑ツツジの仲間である。
西洋ではアジアからヨーロッパに常緑のツツジが持ち込まれて園芸化され、ベルジアン・アザレアと呼ばれ現在鉢花として大量に生産されている。トウヤマツツジを主に、ケラマツツジやサツキの品種などもその育種に用いられている。また日本のレンゲツツジや北アメリカの落葉性の原種が園芸化されてエクスバリー・アザレアあるいは匂いツツジなどと呼ばれている。北アメリカ大陸には、その地域に古くから自生する北米ツツジ(アザレア)も生息している。
以下にツツジ属の日本産の種を挙げる。種名の横に併記した斜体文字は学名を示す。属名「Rhododendron」とは、rhodon(バラ)+dendron(樹木)の意である。複数の種が環境省と都道府県によりレッドリストの指定を受けている。
▼芝生に座って絵本をひろげる親子の姿がありました。どんな物語が想像の世界にいざなっているのか。希望や喜びをとどける本の力は万国共通です。
第2次大戦後の疲弊したドイツ。そこで生きる子どもたちの心をふるい立たせたい。それが国際児童図書評議会(IBBY)の始まりでした
▼子どもの本を通して異国の窓を開く活動には現在84の国と地域が加盟。日本支部のJBBYは今年50周年をむかえ、いま東京・神保町の出版クラブビルで「世界の子どもの本展」が開かれています
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▼「世界ではいまだ子どもたちが犠牲となる紛争が絶えません。そんな時だからこそ、それぞれの国や地域で生み出される本を通して国際理解を深めることが、広い視野と寛容の心を育み、世界の平和な未来をつくる一助となるように」。JBBYの宇野和美会長は、そう願いを込めます
▼さまざまな地域の、多様な子どもの本。それは国境や文化、言語の壁をこえて心を弾ませてくれます。物語をつばさに、想像を力に、世界をつないで。