龍之介には硬い宗教哲学があって・・・。
惡というものは裁きに遭うという頑な宗教思想が彼の全作品に通じていたのかもしれない・・・。
龍之介の知りたかったのは、惡の本質だから・・・
物の怪と共に、身が亡ぶとは。
龍之介が知りえたかったことが実現できたのかもしれないが。
妻子ある身としては、自裁という判断は・・・。
夫人は、お父さん、よく頑張ったね・・・
らしいけれど・・・
惡の本質を知り得て、原爆の開発をしてしまうのか。
惡の本質を知り得て、神・佛の裁きに身を任せるのか・・・。
まぁ、人間、ベルセルクで例えるならば・・・、
ガッツには成りえても。
グリフィスには成りえないのでしょうね・・・