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ロシア・北朝鮮・イランが「新・悪の枢軸」連携を形成、中国は距離を置きつつ経済で支え ウクライナ侵略から2年 2024/2/23 16:05

重要軍需工場を視察する金正恩朝鮮労働党総書記。日時は不明。朝鮮中央通信が15日報じた(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

【ソウル=桜井紀雄、北京=三塚聖平】ロシアは北朝鮮やイランから兵器供与を受け、ウクライナでの戦況を転換したとみられている。北朝鮮やイランにとってもロシアという対米共闘の後ろ盾を得た形で、「新・悪の枢軸」と称される連携が形づくられてきた。中国もウクライナ侵略への肩入れは避けつつも、経済的にプーチン露政権を支える構図がある。

北朝鮮金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党総書記は頻繁に国内の軍需工場を視察。1月の視察では、韓国が武力使用を企てるなら「全ての力を動員して韓国を完全に焦土化する」と強調した。日米韓との対決姿勢も強めているが、昨年9月の訪露でプーチン大統領と交わした軍事協力の約束が強気の源泉となっている。

韓国の情報機関は、昨秋段階で北朝鮮が砲弾100万発以上をロシアに密輸したと分析。ウクライナ当局は、北朝鮮製の短距離弾道ミサイルが自国への攻撃に使われたことも確認しており、北朝鮮がロシアへの最大の兵器供給国だとみている。

北朝鮮国内で使用可能な軍需工場はフル稼働状態とみられ、対露軍事協力が北朝鮮に「特需」をもたらしたとの見方も出ている。日米韓に対抗した核・ミサイル開発加速の裏には、国連安全保障理事会でのロシアの擁護で追加の国連制裁はないとの自信もあるようだ。

ロシアのウクライナ侵略では、イラン製無人機が主力の一つとなっている。英国のシンクタンクは、兵器供給によってイランの影響力が紛争地域で拡大したと分析する。

2023年に中国がロシアから輸入した原油は約606億ドル(約9兆1000億円)で、ウクライナ侵攻前の21年と比べ5割程度増え、中国にとってロシアが最大の原油輸入先となった。インドとともに中国がロシア産の石油や天然ガスを買い増し、プーチン政権を経済面で支えている形だ。

習近平政権は、米国との対立の長期化をにらみ、ロシアとの協力を対外戦略の柱と位置付けている。北京の外交関係者は「習政権にとってプーチン政権が崩壊することは望ましくない。そのためにロシアを経済的に支えている」と指摘する。

ただ、習政権はウクライナ侵略に肩入れすることも慎重に避けてきた。王毅共産党政治局員兼外相は今月、ウクライナのクレバ外相と会談した際、「中国は紛争地域や紛争当事者に殺傷力のある武器を売らない」と発言。ロシアに殺傷兵器を供与しているとの懸念を改めて否定した。